日本の建設技術

日本の建築技術は、海外から賞賛されるすばらしい技術を誇っている。
特に東日本大震災時の復興技術は、テレビや多くのマスメディアに取り上げられ、話題を呼んでいた。
特に凄い技術が道路の復興工事である。
災害時、見るも無残に砕けた道路を、瞬く間に改修した映像が世界に配信された。

特に世界をアッと言わせたのが、常磐道水戸IC~那珂IC付近で起きた崩落現場である。
発生からわずか6日間で完全に元通りにしてしまったのだ。
このニュースを見た世界中の人々は、「いったい日本の道路屋はどんな魔法を使ったんだ?」と、驚きの声が各地で湧いた。
、常磐道水戸IC~那珂IC付近の復旧工事と同様の工事は各地でも行われ、日本の建設技術の高さは世界で認められるものとなったのである。

復旧工事の技術を見せつけられたのは、東日本大震災だけではない。
平成15年、静岡県下田市で起きた国道135号線で発生した土砂崩れでは、復旧まで6ヶ月はかかると言われた難解な工事を、半分の3ヶ月で完成させてしまった。
東日本大震災時の驚異的な復旧工事と比較するとインパクトは薄いかもしれないが、当時としては異例の速さで話題となった。

道路における復旧工事は、被災地への物資の運搬、特に食料品や復旧作業に必要な重機の運搬などにおいて重要だ。
東日本大震災の時は、主要な道路が寸断され、ライフラインが完全に遮断された事が大きな問題となった。
大震災の時はいかにライフラインをキープするか、そのあたりが重要な課題として浮彫となった事は間違いない。
ライフラインをキープするには、寸断された主要道路の一刻も早い復旧工事がカギとなるのである。
東日本大震災での日本の技術は、世界に強烈な印象をもたらした。
今後、世界中からオファーがくる事は間違いないだろう。